むし歯治療|南阿佐ヶ谷デンタルクリニック|南阿佐ヶ谷・阿佐ヶ谷の歯医者・歯科

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むし歯治療

むし歯治療|南阿佐ヶ谷デンタルクリニック|南阿佐ヶ谷・阿佐ヶ谷の歯医者・歯科

むし歯とは

むし歯とは

口の中の細菌数は10兆個以上といわれ、私たちがよく耳にするむし歯の原因となる代表的な細菌がミュータンス菌です。ミュータンス菌は飲食物の糖分を摂取・分解して酸を作り出します。この酸によって歯の表面から少しずつが溶かされます。ですが、人の唾液に含まれる物質により緩衝され、溶かされた歯面は修復されます。糖分の摂取が頻繁であったり歯の停滞時間が長かったりすると、酸の緩衝や修復が追いつかず、歯が溶けた状態が続きむし歯となります。

初期のむし歯は痛みを伴わないため、知らずと悪化し、やがて痛みを伴うようになります。検診で発見することは多々あります。早い段階でむし歯の進行を抑えることはとても重要です。初期段階では、比較的簡単な処置で治癒します。むし歯かもしれないと思ったらお早めに受診ください。

こんな症状(状態)ありませんか?

  • 歯の表面が黒ずんできた
  • 歯の表面に穴が空いている
  • フロスがボソボソになる
  • 甘いもの、冷たいものがしみる
  • 熱いものがしみる
  • 歯がズキズキ痛む
  • 食べ物がよく詰まる
  • 歯医者に1年以上行っていない

むし歯が起こりやすくなる要因

むし歯は、いくつかの要因が重なってできてきます。
【歯質】+【糖分】+【細菌】+【時間】
前3つの要因が揃い、それに晒されている時間が長ければ長いほどむし歯になりやすくなります。

歯質
歯質は様々あります。人によってはなりやすいなりにくいがあります。歯並びは不潔域が多ければ多いほどそこからむし歯になりやすくなります。
糖分
間食が多いと口の中が酸性になり、むし歯になりやすい状態になります。間食を控えたり、糖分の少ないおやつを選んだり、バランスのとれた食生活を送るように心がけましょう。
細菌
口腔内の細菌は、停滞するとそこから歯質を溶かしていきます。
汚れの付着時間
歯垢の付着時間が短ければ短いほどむし歯になりにくくなってきます。特に子どもの乳歯は大人と違い、弱いため、歯垢の付着時間が長いほどよりむし歯なりやすいです。フッ素を塗布したり、定期検診を受けるなどの予防をしっかりとした方が良いです。

むし歯の進行と治療法

自覚症状がなく、歯科検診などで発見される CO~C1

ごく初期のむし歯

COごく初期のむし歯

症状

要観察歯
歯の表面が白く濁って見えますが、まだ穴は空いておらず、痛みなどの症状もありません。

治療方法

適切なブラッシングやフッ素塗布により、歯の再石灰化を促すことで治癒します。

  • 食習慣の改善
  • ブラッシング指導
エナメル質に小さな穴が空いたむし歯

C1エナメル質に小さな穴が空いたむし歯

症状

この段階では、歯を削らずに治すことができたり、削る場合でも麻酔を使わずに削る量を最小限に抑えて治療ができたりします。

治療方法

詰め物(レジンなど)で修復します。

  • プラークコントロール(効果的な歯みがき、食習慣の改善)
  • フッ素塗布
  • シーラント
  • コンポジットレンジ修復(詰め物)

冷たいもの、甘いものがしみる C2

歯の内部(象牙質)まで進行したむし歯

C2歯の内部(象牙質)まで進行したむし歯

症状

歯に穴が空き、しみるなどの自覚症状が現れます。進行が早くなるため早期の治療が重要になります。

治療方法

局所麻酔を行い、範囲が狭ければ詰め物で修復します。
むし歯が広範囲な場合は、型を取り詰め物または被せ物で歯の機能を回復します。

  • コンポジットレンジ修復(詰め物)
  • インレー(詰め物)
  • クラウン(被せ物・差し歯)

詰め物・被せ物などの修復物の材料には様々な種類があり、保険範囲のものと保険外のものがあります。

熱いものがしみる、激しい痛みがある C3

神経まで進行したむし歯

C3神経まで進行したむし歯

症状

熱いものでもしみたり、刺激を与えなくても激しい痛みが生じたりする場合があります。

治療方法

むし歯の部分を取り除き、神経の処置を行います。神経を少しずつ取り除き神経が入っている歯の内部(根管)をきれいにする根管治療を行います。むし歯の範囲にもよりますが、根管治療後は土台を立てて、被せ物をします。

  • クラウン(被せ物・差し歯)
  • 根管治療(歯根の治療)
  • 支台築造(歯の土台⦅コア⦆)

被せ物や土台には様々な種類があります。

長期間継続していた強い痛みが治まり、放置している C4

歯根まで進行したむし歯

C4歯根まで進行したむし歯

症状

C3で一度痛みを感じますが徐々に寛解して痛みを感じなくなるとC4へ移行します。この段階では歯根の部分までむし歯菌が侵入しています。痛みを感じるほとんどの神経が壊死しているため痛みをほとんど感じません。放置するとやがて激痛が生じます。炎症が強く出ていると麻酔が効きにくく、処置に苦痛を伴います。動揺が大きく出てくると歯を保存することも難しくなってきます。

治療方法

症状にもよりますが、根管治療を行うことで保存できる可能性もあります。広範囲のむし歯で動揺も認められると抜歯となる場合もあります。その前に処置してあげることが必要となってくるでしょう。

  • 根管治療(歯根の治療)
  • 抜歯